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新美南吉のこころ

「ごん狐」などで有名な童話作家、新美南吉の童話集を読んでいる。
やさしさと苦しさが交錯する南吉作品の数々も激しく心を打つが、今日、こんな詩を見つけた。
私の心が激しく揺さぶられた。

 牛は重いものを曳くので
 首を垂れて歩く

 牛は重いものを曳くので
 地びたをにらんで歩く
              南吉
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大碇紋太郎 敗者の美学

 丸善のベスト本、第1位の「悲しき横綱の生涯 大碇紋太郎伝」(西まさる著)を読んだ。
 実はこの本、FC2ブログ「なんとなく、うにっき」さんで書評を読んでいたので知っていたが、相撲の本と思い、手が出ていなかった。しかし読んでみるとこれは大碇紋太郎という力士の儚い人生の実録であり、避ける事の出来ない運命への抵抗を試みる、敗者の美学を称えるノンフィクション小説だった。
 友人にこの本を薦めた。数日後、メールが来た。「率直な読後感は、はちゃめちゃ面白い」ではじまり、やや興奮ぎみに大碇の男の生き様を書いてあった。
 大碇紋太郎は東京相撲で大関を張り、京都相撲に移っては横綱を襲名。おとなしくしていれば順調な相撲人生(親方人生)を送れたはずだが、持ち前の正義感は相撲界の理不尽を許さず遠慮のない抵抗。そのため相撲界をホサれ、旅芸人のような相撲巡業を余儀なくされる。それは日本ばかりでないヨーロッパにまで。その悲しいまでのショー的な興行風景はこの本の核。
 興行は日本のみならずヨーロッパにまで。廻しの下にパンツを履いた相撲ショーは、おもろうてやがて悲しき―。
 登場するのは大横綱・常陸山をはじめ明治期の力士たち。それに加え、板垣退助や徳川公爵も顔を出す。それに何と、あのマルクス経済学者、河上肇も登場。その場面は東京・小菅刑務所内。
 運命の波にもてあそばれながら、男を貫いた大碇の生き様。平成の今、格差社会の底辺に泣く「派遣くん」はじめ、私を含む「負け組」の応援歌、否、負け惜しみの美学として読んでみたい本だ。

テーマ : 読んだ本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

はんだ郷土史研究会で千両箱を見た!

知多半島の半田市に、はんだ郷土史研究会があり、「わが家のお宝展」を開催という記事を朝日新聞で見た。
「化粧廻し」や「千両箱」が展示されていて入場無料というから、ノコノコと半田市乙川まで出かけた。名古屋から鈍行、武豊線で40分かかった。
行ってよかった。
千両箱は必ずしも千両入りばかりじゃない。五百両入りも、1万両入りもあるという。普通は2千両入りだそうだ。それに1千両入りの物で、箱と中身を合わせ13キロだって。昔、ネズミ小僧が千両箱を小脇に抱え大屋根の上を走り回る! なんて不可能だね。
小判の見本もあった。本物と同じサイズという。意外に薄くて軽かった。でも25両を包んだ通称「切り餅」はずっしりと重く、「これ越後屋、お前もワルやのう~」の気持ちがわかった。

テーマ : 伝えたいこと - ジャンル : 日記

# 梅が咲いたらしい

阿久比町の公園に梅が咲いたという記事が中日新聞に。
越冬が命がけだった昔は、梅のほころびが「生きて冬を越せた」という喜びだったろう。
「梅」は春の季語だが、そんな時代のインパクトは今はない。
時期が来れば、梅も桜も咲く。
それでいいのだ。
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